AMH検査 令和6年6月から保険に拡大

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2024(令和6)年9月24日㈫ 中日新聞 朝刊より

「抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査」が、6月一般の不妊治療でも保険適応になった、とのことです。
私は、30歳代半ば位までの方で、妊活歴が1年以内位の方は、よく自然妊娠(人工授精を含む)してくると感じています。
それでも自然妊娠を目指す上で、早い段階で下記の3つのポイントは、確認しておいた方が良いのでは?と思っています。
・AMHが低すぎないか
・卵管が十分通っているか
・ご主人の精液の状態に問題ないか
まず、AMHについて、1以下くらいの場合、体外受精へのステップアップを急いだほうがいいのでは?と思います。
AMHにつきましては、よろしければこちらのブログもご覧ください。
「AMHが、低いんです・・・」

次に卵巣から排卵した卵胞が、子宮迄の通り道である卵管がしっかりと通っているかどうか。
経験的には殆どの方が「問題ないですよ」と言われてくるように思います。
クリニックによっては、「皆さん通っているから、検査はしません」というクリニックもあります。
それでも仮に左右両方、卵管が閉塞していたら自然妊娠は厳しくなってくると思われますので、確認はしておいた方が良いのでは?と思います。
3つ目はご主人の精液の状態です。
クリニックから「運動率などが、毎回基準値を下回っているから自然妊娠は厳しいかも」と、言われる場合があります。
経験的には、全体の2割くらいの方でしょうか・・・
そのような場合も、クリニックからは、早目のステップアップを促されるように思います。

この3つのポイントが問題ないようであれば、ある程度の期間、自然妊娠を目指しても良いのでは?と思っています。
今迄多くのクリニックでは、体外受精へステップアップする段階で、AMHを測ることが多いように思います。
そこで初めて低かったことが分り、早めにステップアップしておくべきだった、ということも時折あります。
保険を使ってAMHを調べれるようになった、ということですので、機会があればドクターに相談して、早めにAMHの確認ができるようになれば良いのでは、と思います。