卒業までのながれ
先日30代前半の女性で、妊娠11週を過ぎ当院を無事に卒業されました。
この方は、平成27年11月より約1年9ヶ月、ご通院いただいております。
個人情報にあたりますので、あまり詳しくは書くことはできませんが、色々ありました。
それでも、ご本人はずっと辛抱強く頑張ってこられ、やっとこの日が来た!という感じです。
ご夫婦で、きっと概ね安定期に入るのを指折り数えていたことでしょう。
おめでとうございます!
長くご通院いただくようになりますと、私も自然と思い入れが強くなってきます。
私は、このブログを書ける日が来るのをずっと楽しみにしておりました。
今、晴れ晴れした気分で書いております。
娘を嫁に出すときは、きっとこんな心境なのかな、と思ったりもしております(笑)
無事にご出産されることを祈っております。
卒業までのながれ
当院へのご通院の目的は「妊娠すること」です。
そのため、基本的にご懐妊された時点で卒業していただいております。
ご懐妊後、一番気になることは、やはり流産されてしまうことかと思います。
残念ながら、東洋医学に「流産を防ぐツボ」は、存在いたしません。
西洋医学の場合でも、ご懐妊後に、染色体異常の流産を防ぐということは、厳しいのではないかと思います。
しかし妊娠初期には、高温期が長く続いたりして、体がだるくなったりすることがあります。
この場合、妊娠と関係の深い「脾」や「腎」の気のエネルギーを消耗すると言われております。
そこで視点を変えて、東洋医学的に「脾」や「腎」の気の流れを高めるようなツボに鍼をすることは、妊娠されているお体にとって有効であると考えます。
40歳前後の方、もしくは過去に流産をされている方には、2週間に1回、9~11週を過ぎるあたりまでご通院いただくことを推奨いたしております。
詳しくはご相談ください。
1日でも早く、皆さまが卒業されることを祈っております。