令和4年妊娠された97人の内訳について
令和4年、妊娠されて概ね安定期に入られた方の妊娠時最高年齢は、体外受精:45歳7か月(採卵年齢43歳)、人工授精:40歳0か月となります。
(病院で採血で、Hcgを測る場合、100を超えた時点で妊娠としています)
残念ながら、流産されてしまう場合もあります。
30~34歳:9人(25%)、35~39歳:10人(30%)、40~44歳:7人(35%)となります。
全体としては、令和4年26人(26%)、令和3年33人(34%)でした。
(令和4年1月10日までに、報告のあった方に限ります)
次に双子の割合(概ね安定期に入られた方)
令和4年:3組、令和3年:0、令和2年:0、となります。
双子の割合は、全体の5%位とドクターに言われた、という方がおられました。
妊娠されるまでの年月を表しています。
長い方ですと、9年、8年、7年、6年半、6年×4人,となります。
病院へ行かれていない方は、6人でした。
最短は、2回:1人、3回:3人となります。
長い方は、83回、72回、71回となります。
平均施術回数は、16.74回。
平均施術期間は、4.26ヶ月となります。
長い方は、17回、13回、11回×2人、となります。
当院に来られ、胚移植回数が短縮できていると考えます。
令和4年を振り返って
やはり、4月から「病院で不妊治療する際の健康保険の導入」が、一番大きな出来事だったのではないでしょうか?
患者さんも戸惑い、病院側も模索していたように感じます。
ここで詳しく書くことはできませんが、健康保険に対するとらえ方も病院によってまるで違うように感じます。
より効率的な妊娠を、という思いから健康保険を使わず、自費での治療を勧める病院もあれば、患者さんの負担を考え、出来る限り健康保険での治療をしようとする病院と、大きく分かれます。
経済的な負担を考えれば、当然健康保険を使用しての治療を受けるべきだと思います。
ただ現状では、健康保険の場合、これもできない、あれもだめ、ということもあります。
患者さんとしては、自分のお身体の状況が、健康保険でも妊娠可能なのか、本当に自費の治療でないと厳しいのか、見極める必要があるのでは?と、思います。
来院されている患者さんとは、よく意見交換をしています。
少しでも参考にしていただけたら、という思いで施術を行っております。