出生前診断を受けられますか?
- update更新日 : 2022年04月20日
folder未分類当院へお越しの方は、皆さんやっとの思いでご懐妊され、卒業されて行かれます。
回数券の残り方や、その方のお体の条件によっても異なりますが、多くの方は、ご懐妊され不妊治療専門の病院を卒業される9~12週頃に、当院も卒業されて行かれます。
今から1年以上前になりますが、当院を卒業される際に「出生前診断を受けようと思っています」という30歳代半ばの方がおられました。
初めて聞いたとき私は、「えっ、何言っているの?こんなに苦労して授かったのに」と思いました。
しかし月日が経過し、卒業される方が増えてくると、同じように「出生前診断を考えています」というお声を聞くようになりました。
そこで実際、皆さんがどのようにお考えなのか、気になって卒業される一部の方に尋ねてみました。
(卒業される全員にお聞きした訳ではではありません)
*出生前診断とは、妊娠初期に母体の血液や羊水を採取して、胎児にダウン症、脳や脊髄などの形成異常、染色体異常などの危険率を測定する検査です。
16人の方にお尋ねし「受ける・受けようと思う」という方が、10人(約63%)、「受けない・考えていない」という方が、6人(約37%)となりました。
意外に多くの方が、出生前診断を受けようと思っていることが分かります。
「受けない」方の理由としては、「必要ない」「調べてどうするの」等、
「受ける」方の理由としては、「自分の年齢を考えると」「親族に障害を持った方がいる」等、中には「そういう子が生まれても育てる自信がない」と、正直に話してくれた方もおられました。
とてもデリケートな問題だと思います。
長年妊活をされてきた方は、「妊娠」という事に向き合う時間が長かった分、より深く、広く考えるのだと思います。
検査を受けずに出産に臨むことは、とても立派です。
しかし検査を受けることが、決して悪い事ではないのでは、とも思います。
私は、ご夫婦でしっかり話し合い、出した結論なら、それは「すべて正解」なのでは、と思います。
意外に多くの方が、出生前診断を受けようと思っていることが分かります。
「受けない」方の理由としては、「必要ない」「調べてどうするの」等、
「受ける」方の理由としては、「自分の年齢を考えると」「親族に障害を持った方がいる」等、中には「そういう子が生まれても育てる自信がない」と、正直に話してくれた方もおられました。
とてもデリケートな問題だと思います。
長年妊活をされてきた方は、「妊娠」という事に向き合う時間が長かった分、より深く、広く考えるのだと思います。
検査を受けずに出産に臨むことは、とても立派です。
しかし検査を受けることが、決して悪い事ではないのでは、とも思います。
私は、ご夫婦でしっかり話し合い、出した結論なら、それは「すべて正解」なのでは、と思います。